岡本比呂志 Profile

日本の教育、イノベーション、IT、ビジネス|岡本比呂志

2014年11月

この「どうする日本の教育!」は、私、岡本比呂志が平成17年5月25日に開催された埼玉経済同友会主催の「会員懇談会」において、講演をさせていただいたときの講演要旨です。是非皆様にもご一読していただき、ご感想やご意見を頂戴できましたらありがたく存じます。

これからの教育を考えていくうえで、どのような教育理念でどのような日本人を、どのような日本社会を創っていくべきなのか、このことを最後に私見としてお話し申しあげて、結びにかえさていただきます。これからの日本を展望する上で近代日本の歩みと国運の盛衰を考えてみました。実は科学的な根拠があるわけではありませんが、人生とか会社に運の盛衰があるように、国家にも盛衰のサイクルがあり、どうもそれが四〇年周期であるように見えますが、これは果して偶然でしょうか。たとえば、明治維新が一八六八年ですが、その三年前の一八六五年に、朝廷が開国を決定しました。そして殖産興業、富国強兵で近代日本の基礎が築かれます。

学校法人 中央情報学園
中央情報専門学校
〒352-0001
埼玉県新座市東北2-33-10
TEL:048-474-6651
FAX:048-475-1819

この「どうする日本の教育!」は、私、岡本比呂志が平成17年5月25日に開催された埼玉経済同友会主催の「会員懇談会」において、講演をさせていただいたときの講演要旨です。是非皆様にもご一読していただき、ご感想やご意見を頂戴できましたらありがたく存じます。

塾に行くことのできる子供の成績は下がっていない。むしろ上がっているのです。東京の名門私立高校三年生でさえみんな塾に行っているそうです。こういう時代なのです。しかし、教育は若い人の育成だけのためにあるのではありません。人の一生は学びの一生でもあり、家庭教育、初等中等教育、また高等教育がありますが、仕事をしてリカレントする、戻ってきて学びなおす時代になってきました。職場でも個人的にしっかりと学んでいかないとついていけない時代になってきています。そして生涯学習、仕事のため、趣味のため、教養のため、ボケ防止のため、いろいろありますが、一生学んでいく。このように教育を社会の中にきっちり根付かせていくことが大切だと思います。

学校法人 中央情報学園
中央情報専門学校
〒352-0001
埼玉県新座市東北2-33-10
TEL:048-474-6651
FAX:048-475-1819

この「どうする日本の教育!」は、私、岡本比呂志が平成17年5月25日に開催された埼玉経済同友会主催の「会員懇談会」において、講演をさせていただいたときの講演要旨です。是非皆様にもご一読していただき、ご感想やご意見を頂戴できましたらありがたく存じます。

他方で、教育投資にかける金額は、国も家庭も会社もここ十数年間下がり続けています。教育投資が下がって、教育の質が上がることはあり得ないのです。一九六〇年から一九九〇年、日本が高度成長していた時期は教育投資が増えていきました。それを支えていたのが、家庭であり、会社です。教育ママとか、教育パパと言われた時期ですが、それがいまの日本、世界第二位の経済大国を支えているのでしょう。ところが一九九〇年のバブル崩壊以降、家庭が教育費を払えなくなり、企業が人材育成のコストを賄えなくなったのです。

学校法人 中央情報学園
中央情報専門学校
〒352-0001
埼玉県新座市東北2-33-10
TEL:048-474-6651
FAX:048-475-1819

この「どうする日本の教育!」は、私、岡本比呂志が平成17年5月25日に開催された埼玉経済同友会主催の「会員懇談会」において、講演をさせていただいたときの講演要旨です。是非皆様にもご一読していただき、ご感想やご意見を頂戴できましたらありがたく存じます。

日本は欧米に比して、教育にかける財政比率が極めて低いのです。大学で言いますと、高等教育の八〇%を私学におんぶする国は日本しかありません。イギリスやアメリカはじめ欧米先進国では、教育予算の対GDP比は日本よりはるかに高くなっていますし、特に高等教育に関する日本の国家予算はきわめて貧困です。また欧米では奨学金制度も充実している国が多くあります。日本では、私学の授業料は高すぎます。医学部など四千万、五千万は当たり前、場合によって一億円かかってしまう。そんなに払える人は、ごく一部なのです。こういう国はありません。

学校法人 中央情報学園
中央情報専門学校
〒352-0001
埼玉県新座市東北2-33-10
TEL:048-474-6651
FAX:048-475-1819

このページのトップヘ