岡本比呂志 Profile

日本の教育、イノベーション、IT、ビジネス|岡本比呂志

2014年10月

この「どうする日本の教育!」は、私、岡本比呂志が平成17年5月25日に開催された埼玉経済同友会主催の「会員懇談会」において、講演をさせていただいたときの講演要旨です。是非皆様にもご一読していただき、ご感想やご意見を頂戴できましたらありがたく存じます。

小泉総理大臣は、就任演説で、「米百俵」という故事を引用され、国の将来は教育にかかっているということを話されました。これは、幕末から明治の初期、財政が窮乏していた長岡藩に対して送られた米百俵をめぐって、藩士の小林虎三郎が「百俵の米も食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万俵、百万俵となる」といって、学校設立の費用に当てたという故事にならったものです。しかし、小泉総理は果たして他の予算を切り詰めてでも教育に思い切った予算をつけたのでしょうか。残念ながらそうした形跡は全くありません。私は小泉さんに、あなたは教育のために、毎年「米百俵」を用意する覚悟はあるのですかと聞いてみたいです。

学校法人 中央情報学園
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〒352-0001
埼玉県新座市東北2-33-10
TEL:048-474-6651
FAX:048-475-1819

この「どうする日本の教育!」は、私、岡本比呂志が平成17年5月25日に開催された埼玉経済同友会主催の「会員懇談会」において、講演をさせていただいたときの講演要旨です。是非皆様にもご一読していただき、ご感想やご意見を頂戴できましたらありがたく存じます。

今は、土曜日は休んで、夏休みはちゃんと出なさいとなっているようです。しかし、私は土曜日をもっと活用することが大切だと思います。そして、必要な授業時間を確保することが大事です。例えば小学生で年間八〇〇時間という授業時間があります。毎日三時間テレビをみますと、年間で約一、〇〇〇時間ですね。子供たちのテレビを見る時間の方が学校での授業時間より長いということになります。これでは世界トップレベルの学力など維持することはできません。ですから、土曜日の活用の仕方を真剣に教育の現場と教育委員会が考えていかないといけないと思っています。

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この「どうする日本の教育!」は、私、岡本比呂志が平成17年5月25日に開催された埼玉経済同友会主催の「会員懇談会」において、講演をさせていただいたときの講演要旨です。是非皆様にもご一読していただき、ご感想やご意見を頂戴できましたらありがたく存じます。

さすがに、二〇〇五年二月に中山成彬文部科学大臣が「ゆとり教育」からの脱却を明確に表明し、学習指導要領の全面的な見直しを中央教育審議会に要請しました。世界トップレベルの学力復活、国語や理数教育の充実、土曜日や夏休みなどの活用による授業時間の確保ということを言っています。実は、週休二日制は子供にゆとりを与えるということで始まったのではなく、労働問題、教師の週休二日制から始まった問題です。

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二〇〇〇年一二月の教育改革国民会議の最終報告では、「人間性豊かな日本人を育成する」などの提唱はありますが、「ゆとり教育」の功罪や学力低下問題は素通りしてしまいました。ところが、学力テストの結果などから、文部科学省は気がつき始めます。二〇〇二年四月に、教育内容三割削減と「自ら学び、自ら考える力を養う」ことを目指す、小中学生新学習指導要領が導入されます。実は、この指導要領が出る前、一月に遠山文部科学大臣が「学びのすすめ」ということで、指導要領は最低基準であって、もっと勉強させたい、宿題をもっとやりましょうなどといった、「ゆとり路線」から、舵を学力向上路線に切り替えます。しかし、四月から新指導要領を実施するというのに、一貫性がないので現場は当然混乱しますよね。現場の先生方の八〇%から九〇%は、今の教育改革は子供たちのためにならないとはっきり言っています。

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