岡本比呂志 Profile

日本の教育、イノベーション、IT、ビジネス|岡本比呂志

2014年09月

この「どうする日本の教育!」は、私、岡本比呂志が平成17年5月25日に開催された埼玉経済同友会主催の「会員懇談会」において、講演をさせていただいたときの講演要旨です。是非皆様にもご一読していただき、ご感想やご意見を頂戴できましたらありがたく存じます。

一九八四年から八七年、中曽根内閣のときに、臨時教育審議会で「個性の尊重」「生涯学習体系への移行」「変化への対応」などと良いことも言っています。しかし、「個性の尊重」は大事なことなのですが、「自由主義」「個人主義」の方だけが助長されてしまい、全体としては、骨格が見えないものになってしまいました。アメリカと日本では教育に対する国家戦略の差がこれほどまでにあるのです。今日の教育問題の根本に、国家戦略として教育をどのように位置づけるのかという問題があることを私たちは忘れてはいけません。

学校法人 中央情報学園
中央情報専門学校
〒352-0001
埼玉県新座市東北2-33-10
TEL:048-474-6651
FAX:048-475-1819

この「どうする日本の教育!」は、私、岡本比呂志が平成17年5月25日に開催された埼玉経済同友会主催の「会員懇談会」において、講演をさせていただいたときの講演要旨です。是非皆様にもご一読していただき、ご感想やご意見を頂戴できましたらありがたく存じます。

ちょうどその頃、一九八一年アメリカはレーガン大統領が就任して、米国の競争力は教育の競争力である、ここにアメリカの未来があると言って教育改革を断行します。アメリカは日本を見習え、日本の小中高はしっかりやっている、学力が高い、このままでは日本に負けるということで改革をやりました。ところが、日本は逆に教育の自由化を見習えということでアメリカで問題とされていた教育の中身を見習ってしまった。

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大学の先生方に聞きますと、共通一次試験が始まってから学生の学力が随分落ちた。最近は高校の補習をしないと授業が成り立たない。塾・予備校の先生を呼んで補習している。生物を学ばないで医学部に入ってくる。物理を学ばないで工学部に入ってくる。教育というのは、やはり手作りでやっていかないといけないのではないかと思います。ですから共通一時試験、今のセンター試験はどうだったのかという疑問は残ります。

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さて、日本の教育改革はどうだったでしょうか。まず特徴的なところだけ申し上げます。一九六六年に中央教育審議会で「期待される人間像」を出しました。ここまではまだ理解ができます。ところが一九七七年に学習指導要領で、「ゆとり教育」へ踏み出します。このあたりから少しおかしくなってきます。いわゆる、受験地獄だとか詰め込み教育が盛んに問題になったときです。しかし、団塊の世代以降は流れは少子化ですから、受験地獄などということはさほどなかったのですが、「ゆとり教育」という言葉だけが独り歩きしてしまった。そして、一九七九年共通一次試験が始まります。

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円で換算すると年収約二〇〇万円です。こんなに低い給料でアメリカは先生を雇っているのか。正直びっくりしました。これでは良い教育はできません。フィンランドと対照的です。教職をより見返りのある、尊敬されるような職業にすべきでしょう。しかし、アメリカの偉いところは、大きな国家的な大問題に遭遇したときにもそこから逃げるようなことはせずに真正面から向き合い、あらゆる問題を抉り出して解決の処方箋を書き、それを実行に移したところにあります。これはさすがだな、日本も見習わなくてはいけないなと思います。

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