2013年12月
どうする日本の教育! 岡本比呂志 ~13~
どうする日本の教育! 岡本比呂志 ~12~
この「どうする日本の教育!」は、私、岡本比呂志が平成17年5月25日に開催された埼玉経済同友会主催の「会員懇談会」において、講演をさせていただいたときの講演要旨です。是非皆様にもご一読していただき、ご感想やご意見を頂戴できましたらありがたく存じます。
ここに戦後教育の間違った自由主義教育、個人主義教育があるのではないでしょうか。義務を説かないで権利だけを主張する、責任を蔑ろにして自由だけを主張するというような風潮があり、自らの欲望を最大限満たすことが良いという自己中心的な歪んだ人間が大量に拡大再生産されています。いまの大人も子供に対して、「何をしても構わないよ。他人の迷惑にならなければ」と言うのですが、これは一見正しいように聞こえますが、子どもに向って、「何々でなければ、・・・していいよ。こういう条件だったら、やってもいいよ。」と言うと、条件の部分が飛んでしまうことがあります。やって良いというところだけが残ってしまう。
学校法人 中央情報学園
中央情報専門学校
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どうする日本の教育! 岡本比呂志 ~11~
この「どうする日本の教育!」は、私、岡本比呂志が平成17年5月25日に開催された埼玉経済同友会主催の「会員懇談会」において、講演をさせていただいたときの講演要旨です。是非皆様にもご一読していただき、ご感想やご意見を頂戴できましたらありがたく存じます。
武士道も儒教も仏教もそうなのですが、日本人は伝統的に共通観念としての道徳観があったと思います。それが現在は形骸化しつつあるわけです。若い世代に引き継がれていないのが現状です。日本でも一昔前までは、子供の頃、「うそをつくな」「弱い者いじめはするな」「お天道様が見ているぞ」という言葉に象徴されるような、共通観念、道徳観がありました。新渡戸稲造の『武士道』の中にある道徳観、儒教的道徳観念、たとえばご先祖様に感謝する、お父さんお母さん、年長者を敬う、家庭を大事にする道徳観念が日本では薄れてきている、もしくは無くなりつつあるのはとても残念なことです。
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