平成19年度文部科学省委託事業 専修学校を活用した再チャレンジ支援推進事業
「eラーニングを用いたビジネススキル・ヒューマンスキル強化による再チャレンジ支援プログラム」挨拶
それでは、こうした能力をどのように学生たちに身に着けさせるべきであろうか。専門学校教育の中でこれまでビジネススキル・ヒューマンスキルの教育は必ずしも体系的には行われてこなかった。しかしこれは一人専門学校だけの問題ではない。大学などほかの高等教育機関においてもあるいは産業界においてもあてはまることであろう。それは、このスキルが大変広い領域にまたがっていること、またビジネスの日進月歩やITC(情報通信技術)の目マグ利子い技術革新も相俟って、日々内容が変化していることにも深く関係しているのかもしれない。
~岡本比呂志~
2013年04月
文部省委託事業実施委員長として岡本比呂志の発信・提言~平成19年 その1~
平成19年度文部科学省委託事業 専修学校を活用した再チャレンジ支援推進事業
「eラーニングを用いたビジネススキル・ヒューマンスキル強化による再チャレンジ支援プログラム」挨拶
専門職業教育において、専門知識及び専門技術の教育がその重要な部分を占めることは言うまでもない。しかしどのような専門分野においても共通する専門基礎ともいうべき領域があり、それは正しい日本語能力や正確な計算能力をはじめとするしっかりとした基礎学力があるかどうかに多く依存している。
また、それに加えて、実際に学生が就職してから会社などの職場において必要とされる基本的な能力や知識、行動特性としてビジネススキルやヒューマンスキルが大変重要な能力として今産業界から強く求められている。当たり前のことを当たり前にできる人材こそが求められている。現代社会は変化が激しく高度で複雑になっているが、だからこそ人間としての正しい言動や立ち振る舞い、人間としての当たり前のコミュニケーション能力が今まで以上に必要とされている。
~岡本比呂志~
文部省委託事業実施委員長として岡本比呂志の発信・提言~平成18年 その4~
平成18年度文部科学省 専修学校社会人キャリアアップ教育推進事業
「医療実務マネジメントに関する教育プログラムの実践」の挨拶
高齢化の進展と医療費の増大によって医療機関の経営環境はますます厳しさを増しており、国民の医療ニーズに的確に対応できる医療機関の経営が強く求められている。これまでの医療機関は政府の財政支出の下、経営者のレベルにかかわらずある程度の経営を可能とする環境があった。しかし今やその状況は一変した。これからの医療機関は、公的な財政支出に過度に頼った経営は許されない。科学的なマネジメントに基づく経営と、そうした経営を実践できるプロフェッショナルこそが求められている。
本事業が講座の受講者として想定した人材は、医療業界以外の分野において豊富な管理職経験を持った人材であり、こうした人材を対象に、医療業界固有に知識、医療実務マネジメントの知識とスキルを教授する講座を企画・実践した。これは、団塊の世代が大量に退職するいわゆる2007年問題とも関連して、退職・離職する管理職が持つ豊かな実務経験を再活用する試みの一つでもある。
最後に、本講座を実施するに当たり、知的示唆に富む大変ユニークな講義をしていただいた孔子の先生方に対して、また毎回の講義を夜遅くまで熱心に受講され、大いに質問や意見を発表していただいた受講生の皆様に心から敬意とお礼を申し上げてご挨拶といたします。
~岡本比呂志~
文部省委託事業実施委員長として岡本比呂志の発信・提言~平成18年 その3~
平成18年度文部科学省 専修学校社会人キャリアアップ教育推進事業
「医療実務マネジメントに関する教育プログラムの実践」の挨拶
本事業の目的は、「医療実務マネジメントに関する教育プログラムの実践」であり、具体的には、「医療実務マネジメントスキル実践講座」の実施である。これは、文部科学省の委託事業である「平成18年度専修学校社会人
新キャリアアップ教育推進事業」として行われた。昨年度「平成17年度専修学校 社会人キャリアアップ教育推進事業」として行われた「医療機関における実務マネジメント人材を育成するプログラムの開発と実証」の成果と実績を踏まえて実施されたものである。実施に当たっては、文部科学省の事業運用指針に基づき、「実施する教育プログラムは再就職等に必要な能力について総合的に育成を図るもの」であり、特に、「それまでの経験等から習得した知識・技術をさらに高めることにより再就職に繋げるための講座の実施」である「スキルアップ・専門技術習得コース」として行われた。
~岡本比呂志~
文部省委託事業実施委員長として岡本比呂志の発信・提言~平成18年 その2~
「高度ICT人材育成におけるeラーニング活用モデルの構築と実証」挨拶
また、平成18年3月1日、文部科学省の「専修学校設置基準の一部を
改正する省令」により、いくつかの要件を満たせば、授業総時間数の
4分の3までをeラーニングで実施することが可能になった。
いよいよ専門学校におけるeラーニングもこれから本格的な普及を
目指した事業展開が予想されるところである。
このような、専門学校をめぐる新しい環境の下、本事業は文部科学省の
委託事業である「平成18年度専修学校重点支援プラン」としてスタートした。
事業テーマとしても、「高度ICT(Information and Communication Technology、
情報通信)人材におけるeラーニング活用モデルの構築と実証」であり、
まさにこれからの情報系専門学校が取り組むべき課題に正面から
チャレンジしたものである。
最後に、本事業を実施するにあたり、熱心な討議と貴重なご意見を
多数お聞かせいただいた実施委員の皆様に、心からの敬意と
お礼を申し上げてご挨拶とさせていただきます。
~岡本比呂志~