岡本比呂志 Profile

日本の教育、イノベーション、IT、ビジネス|岡本比呂志

2012年12月

※「埼玉私学」第28号(平成17年6月発行)より 私学と二十一世紀日本の教育
※今年日本は、戦後60年、21世紀に入って五年目を迎えました。 バブル崩壊に続く「失われた15年」を経て、漸く日本経済にも復活の兆しが見えてきました。他方、2006年、来年には日本の人口がピークを迎えます。2007年から、おそらく数十年にわたり人口が長期的に減少する、本格的な「少子高齢社会」に突入していくことになります。 仕事もしない学校にも行かないニートやフリーターの増加、青少年犯罪の低年齢化・凶悪化、更には、子どもの人格を形成する上で決定的に重要な役目を果たす家庭の崩壊や親の責任放棄などが、今日深刻な社会問題になっています。今私たちにとって、もっとも大切なことは、未来に対して夢や希望を失わないことです。その鍵を握っているのが教育です。21世紀の日本が、単なる経済大国ではなく、「科学技術創造立国」を目指し、経済的な豊かさと精神的な豊かさを併せ持つ国になるためには、何よりも、国をあげて教育に取り組むことが必要です。正に、教育は国の根幹をなし、一国の盛衰を決します。 ~岡本比呂志

文部科学省委託事業 専修学校、高等学校の連携による職業教育体験学習
平成20年度は県内17校の専門学校の協力を得て、工業、医療、衛生、教育、社会福祉、文化教養、服飾・家政の7分野30のプログラムが用意され、 県内の32高等学校から275名(1年136人、2年108人、3年30人、4年1人)、延べ526名の高校生が参加し、好評を博しました。 参加者を対象に実施したアンケートでは、参加して「大変満足」が168人、「満足」が86人、「普通」が10人、「やや不満」が1人、「不満」「無記入」が0人、 また「将来の仕事を考える上で参考になりましたか」という質問に対しては、93%の高校生から「はい」の回答がありました。このように多くの高校生に「良かった。役に立った」と思っていただくことができて、 主催者としてこれに勝る喜びはありません。 また、高等学校の先生方からは「生徒たちの進路を決定する上で大変役立ちます。ご苦労も多いとは思いますが、是非 続けていただきたいと願っています。お世話になりました」とか、「とてもよい職業体験ができる機会なので、これからも続けてほしい」など大変ありがたいご評価をいただきました。 一生懸命取り組んでくれた高校生の皆さんに敬意を表するとともに、当事業の趣旨を理解して高校生を送り出していただいた高等学校の先生方、 また楽しく役に立つ体験学習を実施していただいた専門学校の先生方に改めて深く感謝とお礼を申しあげます。
岡本比呂志

文部科学省委託事業 専修学校、高等学校の連携による職業教育体験学習
社団法人 埼玉県専修学校各種学校教育振興会が主催する「わくわーく仕事塾」は、平成18年度にスタートし、平成20年度第3回目が実施されました。 当初より埼玉県、埼玉県教育委員会、埼玉県高等学校進路指導研究会のご後援をいただき実施できましたことに心から感謝申しあげます。 また、「わくわーく仕事塾」は、文部科学省「平成20年度専修学校・高等学校連携等職業教育推進プラン」の委託事業として採択・実施されたことにより、 その教育的意義を広く高等学校に理解していただく上で大変大きな意味をもちました。ここに改めて感謝を申しあげます。 この「わくわーく仕事塾」は、当振興会に加盟する会員校である専門学校が、県内の高校生を対象に職業に関する様々な体験学習のプログラムを提供することによって、 彼らの職業観の養成に少しでもお役に立ちたいとの思いから始まりました。 県内の高校生であれば何年生であっても、また希望する進路も大学・専門学校・就職のいずれであっても参加できるプログラムで、高校生が楽しみながら職業に関して勉強できるのが特色です。
 ~岡本比呂志~

平成18年末に新教育基本法が成立し、これに基づき埼玉県は教育振興基本計画の策定に入りました。
この策定に当たり、県教育長に私学振興、職業教育振興、埼玉の子供達を育成する教育理念や方向性を明確にすること等を要望いたしました。
平成19年9月に文部科学省に「専修学校の振興に関する検討会議」が設置され12回に亘り検討し、平成20年11月に「社会環境の変化を踏まえた専修学校の今後の在りかたについて」がまとめられました。
社会環境の変化に対応した若者の社会的自立を促すため教育全体を俯瞰した必要な見直しを図り、新しい職業教育のシステムの形成を求めていくとしています。
学校教育法第一条に規定される新たな学校種に関しては、職業教育の在り方の全体像を議論する中で、重要な課題の一つとして中央教育審議会において議論を深めていくこととなりました。
会員校の皆様には、この潮流を念頭に置き、厳しさを増す経済社会を確実に生き抜く人材を育成する学校として発展されますことを祈念申し上げます。
岡本比呂志

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