この「どうする日本の教育!」は、私、岡本比呂志が平成17年5月25日に開催された埼玉経済同友会主催の「会員懇談会」において、講演をさせていただいたときの講演要旨です。是非皆様にもご一読していただき、ご感想やご意見を頂戴できましたらありがたく存じます。

日本は欧米に比して、教育にかける財政比率が極めて低いのです。大学で言いますと、高等教育の八〇%を私学におんぶする国は日本しかありません。イギリスやアメリカはじめ欧米先進国では、教育予算の対GDP比は日本よりはるかに高くなっていますし、特に高等教育に関する日本の国家予算はきわめて貧困です。また欧米では奨学金制度も充実している国が多くあります。日本では、私学の授業料は高すぎます。医学部など四千万、五千万は当たり前、場合によって一億円かかってしまう。そんなに払える人は、ごく一部なのです。こういう国はありません。

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